土地家屋調査士試験 8ヶ月で全国一位合格した勉強法

平成29年度土地家屋調査士試験に8ヶ月間の勉強で全国一位の97.5点で合格しました。その時の勉強法などについてまとめています。

私が実際にこなした、合格までの8ヶ月間のスケジュール

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こんにちは、書家大迫正鋒

f:id:hakuaIwon:20181102131109p:plain@OsakoSeiho)です。

 「せいほう」と読みます。

 

今回は、私が試験勉強を始めてから試験を受けるまでの8ヶ月間、ざっくりとどのようなスケジュールで勉強を進めていたかを紹介していきます。

 

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【必見】世界一役に立つ、択一・書式の具体的な勉強法はこちら

osakoseiho.hatenablog.com



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今回の記事は特に【通信講座】を受けている方に読んでいただきたいです。

通学授業の場合、周りの様子や先生からの情報で自分が周りと比べて進んでいるのか、遅れているのかがわかります。

しかし通信講座の場合、

「何月までにどこまでの範囲をできていればいいのか」

ということがわからないんですよね。

実際に私も試験勉強中、このスケジュール管理が最も大変でした。

 

ですので、今回の記事が少しでも孤独な戦士たちの助けになればと思います。

 

ちなみに、私が受けた時は8月が試験だったのですが、今は10月が試験になっているようなので、2か月分変換して読んでもらえればと思います。

 

 

 

 

 

2017年12月

東京法経学院の通信講座に申し込む。

 

 

2018年1月

・通信講座の動画が届く

大学の休み時間にテキストを読んで予習をし、家に帰って講義動画を見て理解を深めるという方法で進めていくことにしました。

しかし、はじめはそれでもよかったのですが、だんだんテキストを読んでも全く理解できない箇所が増えてきたため、講義動画のみを見ることにしました。

講義動画は1本3時間ぐらいで、1日1本見ることを目標とし進めていきました。

テキストやノートには、板書はもちろんのこと、先生の言っていることも細かく書き込みました。

(上手なノートの作り方も後で記事にします)

 

測量士補の動画も届く

三角関数関数電卓の使い方などの講義動画はほとんど見ず、メインの講義動画だけを進めていました。

 

 

2018年2月

・ひたすら講義動画を見進める

民法と土地・建物(区分建物以外)に関する講義動画はこの月で見終わろうと決めて進めていきました。

ある程度進んだら、その都度択一の問題集を解いて理解度を確認するようにしていました。

 

・書式の計算問題に手をつけ始める

最初は我流の計算方法でやって間違えまくっており、過去問や演習問題を繰り返していくうちに正しい計算方法がわかるようになっていったという感じでした。

めちゃくちゃ効率が悪かったので、皆さんにはある程度計算方法の講義動画を見てから書式の計算問題に取り掛かることをお勧めします。

 

 

2018年3月

・区分建物の講義動画が届く

区分建物の動画が配信され始めたので、一ヶ月ほとんどを区分建物について費やしました。

 

測量士補の講義動画を進める

講義動画を見ながら、空き時間にちょこちょこ問題集を解いていました。

 

・書式を進める

土地の書式はこの月に終わらせようと決め進めていきました。

建物の書式にも少しずつ手をつけ始めました。

 

 

2018年4月

・答練が始まる

東京法経学院の模試のようなものである「答練」がこの月から始まりました。

一通り講義動画は見終わっていたので、まあできるだろうと思ってやってみたのですが、あえなく撃沈。

知識はかなり仕入れたつもりでいたのですが、実戦になるとこんなにもできないのかと驚きました。

(答練についても後日記事を書く予定です)

 

測量士補はあまりやらず択一と書式に力を入れる

来月を測量士補の勉強月にしようと思っていたので、この月はあまり測量士補の勉強はしませんでした。

代わりに択一と書式をどんどん進めていきました。

 

 

2018年5月(測量士補試験)

測量士補を中心に勉強

5月22日が測量士補の試験だったので、上旬は測量士補をメインに勉強していました。

 

・1日1書式、択一15ページを進める

測量士補の試験が終わった下旬からは、1日に書式を1問・択一を15ページ進めることにしました。

だいたい書式1問はこなせるんですが、書式の答え合わせをしたりわからないところを調べたりしているうちに時間がなくなり、択一15ページに手が回らない日も多かったです。

そういう時は休みの日に択一を少し多めに進めるなどして対応していました。

 

・とりあえずテキストやノートを見る

この月ぐらいからだんだんやる気がなくなってきました。

ただそんなことも言っていられないので、やる気が出ない時もとりあえずテキストやノートを眺めていました。

(頭にはあんまり入りませんが、「今日は勉強できなかった」と落ち込んで完全にやる気をなくすのを防ぐことができます)

 

 

2018年6月

・答練を繰り返す

ひたすら答練を解く、送る、返ってくる、復習するを繰り返していました。

 

・1日1書式・択一15ページを進める

前の月と同じく書式と択一を進めていきました。

 

 

2018年7月

測量士補合格発表

測量士補に無事合格していることがわかり、一安心しました。

 

・区分建物を重点的に勉強する

書式をやっていて、区分建物があまりにできないのでもう一度基礎から勉強することにしました。ノートやテキスト、講義動画を見直し、わからないところは質問シートを送ったりネットで聞いたりしました。

(ちなみに区分建物で一番難しいと言われる敷地権は、この時期になってようやく理解できました)

 

・時間を計りながら書式を解く

この頃にはすでに書式の問題集を2週ぐらいして慣れてきていたので、今度は時間を計って問題を解いていこうと思いました。

択一に30分かけるとして、だいたい土地80分・建物40分(区分建物の場合は60分ぐらい)という時間を目安にしました。

 

・六法を読む

今まで、勉強しながら六法にたくさん書き込んできていたので、それを読み返して復習しました。

 

・完全にやる気をなくす→学院の講座に出席

試験1ヶ月前になって、私は完全にやる気をなくしてしまいました。

試験前によくある、「これもう勉強しなくてもいけんじゃね?」という気持ちが生まれてしまったからです。

 

そんな時、東京法経学院から【民法講座】の案内が来ました。実際に学院に行って受けるタイプの授業です。民法あんまり得意じゃないし行ってみるか、と参加を決意。

その講座で、資格勉強を始めて以来初めて私以外の受験生に会ったのですが、ノートの付箋の数、六法の使い古し具合がもうすごい。

めちゃめちゃ焦りました。自分全然勉強できてないやん、やる気をなくしている場合じゃないと思い、すぐに勉強モードに切り替えることができました。

 

 

2018年8月(土地家屋調査士試験)

・ひたすら答練、過去問、問題集の復習

この月は新しいことは始めず、ひたすら今までにやった問題をもう一度解き直していました。

 

・六法を読む

前月と同じく、今まで六法に書き込んできたものを読み返して復習しました。

 

・【直前ファイナル】に参加

前月の【民法講座】と同じく、【直前ファイナル】という講座にも参加しました。

学院で直接先生と話せるチャンスだったので、今までわからなかったところをまとめて質問しまくりました。

 

 

 

まとめ

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スケジュールはだいたい初めに立てた通りには進みません。ほんとに。

多少遅れても大丈夫なように、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。

 

なお、今回はあくまで「私がどうやってやったか」ということなので、あまり鵜呑みにしすぎないようご注意ください。

自分にあとどれぐらいの時間があるのか、どこがわかっててどこがわかっていないのかを把握して、自分に合ったペースで進めていってください。